真和セミナー
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医療コミュニケーションの根底にあるべきもの「疾患者と家族の心の洞察」(講師:秋山 崇一 氏)

講師: 秋山 崇一 氏(クリエイター)

<講師略歴>
1986年博報堂にデザイナー職として新卒入社し、長年にわたってADとして活躍。
30歳で1型糖尿病を発症。その疾患者のインサイトを生かし医療広告の業務を多数手がける。また医療関係者からの講演依頼も多い。
日本糖尿病協会とも関係が深く、機関誌「さかえ」では長年にわたりエッセイを連載、小児糖尿病サマーキャンプでスケッチコンクールの審査委員長を長年務める。小児糖尿病バーチャルキャンプではコンセプトワークと共にサイトデザイン、ゲーム制作を担当。

内容

1型糖尿病の疾患者であるご自身のペイシェントジャーニーをもとに、疾患者の共感を得るアウトプットのため、どのような洞察が必要かお話しいただきました。

  1. 私のペイシェントジャーニー
    • 疾患者のターゲットは家族も含めて考察すべし。
    • ジャーニーの中では心は挫折と奮起の永遠の繰り返し
  2. 医療系コミュニケーション制作事例
    • 日本糖尿病協会バーチャルキャンプ HP・ゲームコンテンツ
    • 日本糖尿病協会「さかえ」連載「スーパー病人世界を行く」
    • 厚生労働省「2型糖尿病の働き盛りへの治療啓発小冊子」 等

※2023年10月26日、有楽町オフィスとZoomのハイブリッド開催。

社員の声

  • 完治することがない病の受け入れ方、治療との向き合い方、長年の成功と挫折の繰り返しにより生み出された自分に合った新しいライフスタイルの送り方など本当に参考になりました。

  • 「どんなに努力をしてもごく当たり前の体しか手に入らない」という言葉がすごく心に残っています。
    きれいごとを並べるのではなく、実際に治療を続ける患者さんの立場になって考えていくことが大事だという、当たり前のことを再度認識しました。

  • 抱えている疾患や障害は違っても、人の深層心理や気持ちの揺らぎかたなどでは共通するところがあることを改めて気づかせてくれたと思いました。

  • 患者さんに対し、治療について「優等生」であることを強いるようなコミュニケーションを考えてしまっていたかもしれないと、考え直すきっかけをいただきました。

  • 医療従事者が良かれと思ってした“声がけ”も、患者さんを傷つけ、モチベーションを下げてしまうことがあるのだと気づきました。

  • 医療従事者から受け取った情報を自分に合うようカスタマイズするためにも、患者自身が病気と向き合って勉強することの重要性を感じました。

  • 医療・医薬に携わってきた中で、患者さんを生理と病理と薬理医療環境の視点で見がちでしたが、生活者視点で考える機会がいかに少なかったか、反省しました。
    「飲酒療法」、いい言葉ですね!!!

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